みなさん、こんにちは。
FXのリスクって、入れた証拠金がなくなる
(もしくは入れた証拠金の大部分がロスカットでなくなる)
くらいのものだと思っていませんか?
実は、FXは、入れた証拠金以上の責任が発生する可能性があるのです。
約款があまりにも長いのでちゃんと読んでいない方も多いかもしれませんが、
ちゃんとリスクの範囲を知った上で取引をされることをお勧めいたします。
2015年1月15日にスイスフランが大暴落したのを知っていますか?
あの日は、スイス中央銀行が為替無制限介入を終了すると発表し、
わずか数分間で、とんでもない下がり方をしたのです。
日本のFX業者には、追証という仕組みがあり、
今回のようにあまりに急激な相場の変動で強制ロスカットが間に合わなかった場合、
預託金の範囲を超えて、その損失分を更に追加で請求される仕組みなのです。
このスイスフランに手を出していた普通のサラリーマンさんから
たくさんの破産者が出たのではと噂されました。
手取り18万円の方がマイナス9200万円の損失。。
18歳からコツコツためた300万円が一瞬で1500万円の追証など。。
通常、購入した外貨に大きな含み損を抱えてしまった場合は、
FX口座に預けている証拠金の範囲を超えないように、
強制的にロスカットされ(損切り)預託金以上のお金をとられることはありません。
今回の場合、なぜ預託金の範囲を上回る請求が発生してしまったのかというと、
スイスフランというマイナー通貨の場合、急落している際に売り注文を入れても、
買いたい人がいなければ、なかなか約定できず、どんどん下がってしまい、
強制ロスカットを入れていても、機能せずに、証拠金を以上の損失をだした状態で
約定してしまったらしいです。
FXが盛んな海外では、ゼロカット方式という、
急激な相場変動があり、強制ロスカットが間に合わなかった場合でも、
証拠金を超える範囲の請求をユーザーにしないという方式が取られていることが多いそうです。
が、しかし日本のFX業者は追加の証拠金を請求される業者が多いそうな。
なんとなく、証拠金を入れたのだから、証拠金の範囲で損失はおさまるだろうと
思ってしまいますよね。
でも違うらしいのです。。
無知は罪なので、みなさまも気を付けて取引をしましょうね。
私の教訓
・マイナー通貨は取引しない
・FX業者は信頼できるところを選ぶ。
できれば上場している
・FX業者が追証があるのか事前に確認する
・約款などをできるだけ注意深く読む
以上。みなさまの参考になればうれしいです。